次回大会

第46回大会「ICD-11時代に向けた精神病理学からの提言

大会長挨拶


このたび、2023年に開催される第46回日本精神病理学会の大会長を拝命し、副大会長である聖マリアンナ医科大学神経精神科学教室の古茶大樹教授と共に、東京で開催させていただくことになりました。


大会テーマは「ICD-11時代に向けた精神病理学からの提言」としました。30年ぶりの改訂であるICD-11は、2023年以降に総務省から公示されて施行が開始される予定ですが、こうした分類体系の変更の中でも、揺らぐことのない臨床精神病理学的視点を、精神科医療における必須の資質として、また精神医学の根本をなす考え方として示し、深め、広く発信する機会にしたいと考えています。そのために、今後の精神病理学を担う気鋭の精神科医の方々とプログラム委員会を結成し、精神医学の伝統を踏まえつつ、これからの時代の精神病理学を発信するような大会を目指し、準備を進めています。


大会は2023年10月19日(木)から21日(土)までの3日間、東京の学術総合センターで、現地開催を予定しています。初日は17時から、故中井久夫先生の業績を振り返る特別シンポジウムを行う予定です。2日目と3日目には、特別講演、教育講演のほか、4つのシンポジウムを開催する準備をしています。


 東京での大会は、第42回大会(2019年)以来、4年ぶりとなります。第43回大会(2020年)との第44回大会(2021年)は感染症流行のためWeb開催となりましたが、第45回大会(2022年)は京都にて3年ぶりに対面式で行われ、満を持した多くの充実した講演・発表と、それに応える熱のこもった質疑や討論が行われました。第46回大会は、こうした密度と熱気を引き継ぎながら、より臨床的、教育的な側面にも配慮した、広く精神科医療の向上に寄与する大会にできればと考えています。


学会会員の皆様におかれましては、ぜひ様々な視点から多くの演題を発表していただき、当大会にお力添えを下さいますようお願い申し上げます。特に、症例を掘り下げる発表を積極的に行っていただき、若い精神科医師にとって教育的な討論を行うこともできればと考えています。会員の皆様、一般の精神科医師の方、他職種の医療従事者の方を含む、多くの方のご参加をお待ち申し上げます。


第46回日本精神病理学会大会 大会長

針間博彦(東京都立松沢病院 副院長)

開催概要

テーマ |ICD-11時代に向けた精神病理学からの提言

会  期|2023年10月19日(木)20日(金)21日(土)

会  場|学術総合センター

大会長 |針間博彦(東京都立松沢病院 副院長)

副大会長|古茶大樹(聖マリアンナ医科大学神経精神科学教室 教授)

大会ホームページ|http://pspa46.umin.jp/

プログラム

準備中


演題募集

演題募集期間 2023年4月3日(月)〜6月30日(金)


参加登録

準備中


大会事務局

東京都立松沢病院精神科 事務局長 岡村泰