日本精神病理学会

Japanese Society of Psychopathology


新着情報

第43回大会の参加登録を開始しました。

参加希望者は大会HP(http://square.umin.ac.jp/pathol43/)内の大会参加手続きにお進みください。

Web開催への変更のお知らせ

現在、COVID-19の流行は終息に程遠く、今後も第2波、第3波の到来が懸念されています。会期である10月中旬の全国的な感染状況も全く読めないことから、参加の皆様の安全・安心や健康を考慮し、本大会の現地開催は断念することになりました。

大会の中止や延期も考えられましたが、新型コロナウイルスと共存する状態がいつまで続くのかは全く不透明です。理事の先生方とも協議した結果、学会活動の停滞を極力避けるため、Web形式で第43回大会を開催することに決定しました。

その詳細については、近日中にご案内しますが、一般演題の先生方の発表に関しても質疑ができるように配慮いたします。会場での白熱した議論が期待できずに申し訳ありませんが、逆にいつでもどこでもアクセスできるWeb学会のメリットを生かしたいと考えています。

18年ぶりに皆様を宇都宮にお迎えすることができなくなり大変残念ではありますが、皆様とともに、「新しい精神病理学会」を作り上げていきたいと思っています。多数の会員のご参加をお待ち申し上げております。

2020年6月29日 日本精神病理学会 第43回大会 大会長 阿部隆明

日本精神病理学会 第43回大会のお知らせ

元号が平成から令和に変わり、日本は時代の区切りを迎えました。精神医学の領域で、平成の30年間は、操作的診断が普及した時代でもありました。とはいえ、この診断法に基づく生物学的な研究は行き詰まりを見せていて、これからも精神症状の把握や理解において精神病理学の果たす役割は決して小さくありません。今大会は、過去の研究を振り返るとともに、今後の問題提起をしていきたいと考えています。

特別講演は『中動態の世界』で脚光を浴びた気鋭の哲学者である國分功一郎先生にお願いしました。先生は精神科臨床にもコミットされており、哲学と精神病理との関係を語るうえで最適の人材と言えます。教育講演は自治医科大学名誉教授の加藤敏先生に最近の精神医学のトピックに関して話していただきます。大会長講演では「気分障害の包括的な理解に向けて」というタイトルで、これまでの研究をまとめて発表する予定です。

シンポジウムは、1日目は臨床中心で、うつ病と統合失調症の2つのテーマで行われます。2日目は精神病理学の方法論に焦点を当てて、哲学とラカンの2つのテーマを用意しました。やや盛沢山な印象はありますが、学会員の多様なニーズに応えられればと思います。

宇都宮での開催は、2002年に加藤敏先生が大会長を務められた25回大会以来です。当時は21世紀の入り口でしたが、それから18年たった現在、新型コロナウイルスのパンデミックに全世界が見舞われています。この予想外の緊急事態が今秋には克服されて、宇都宮の地で活発な議論ができることを願ってやみません。会員多数のご参加をお待ちしております。

日本精神病理学会 第43回大会 大会長 阿部隆明